インフルエンザ

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。毎年冬に流行するのが特徴で、風邪に比べると症状が重く、乳幼児や高齢者では重症化の恐れもあります。冬に流行することが多く、変異することも特徴です。その為、予防接種をしても新型のインフルエンザウイルスに感染してしまう場合があります。

症状


インフルエンザに感染すると、普通の風邪とは異なり、突然38℃以上の高熱を伴って発症します。また、関節痛、筋肉痛や、全身のだるさ、食欲不振など、全身への症状が現れる特徴があります。また、ここ最近では発熱があまり生じない場合もあるため微熱であってもまわりで流行しているときなどはインフルエンザ感染症を疑って医療機関に受診しましょう。

こどもの場合には体力がなく、免疫力の低下のため重症化するとインフルエンザ脳炎になってしまうこともあります。けいれんや意識障害、異常行動が急速に起こり、神経症状が認められる病気です。また中耳炎や肺炎をおこすこともあるため注意しましょう。

検査方法

インフルエンザには潜伏期間がある為、感染の可能性がある場合は検査をオススメします。検査には、鼻から綿棒を入れ、採取した鼻汁を使用します。こちらの検査は、10分程度でインフルエンザ陽性、または陰性かどうかを判定することが可能です。内科で検査を受ける方が多く、また、鼻の奥に綿棒を指すので痛いことも特徴です。

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実は、この検査は耳鼻科でも受けることができます。耳鼻科は、鼻のことを知り尽くしている科ですので、他の科で検査を受けるよりも痛みが少ないことが多いです。

潜伏期間


潜伏期間は1~3日で短いのが特徴です。検査は一般的に12時間から24時間以降で検査したほうがよいと言われていますが、最新の検査キットでは発症直後からしっかりと判断できるものもあります。患者さんからはなんの検査キットを使用しているかはわからないので発症直後よりはすこし時間がたってから受診し検査をするのが好ましいでしょう。

治療方法


治療は、症状に応じた対症療法が中心ですが、オセルタミビル(商品名:タミフル)、ザナミビル(商品名:リレンザ)、ペラミビル(商品名:ラピアクタ)、ラニナミビル(商品名:イナビル)などの抗インフルエンザ薬も使用されます。オセルタミビル(商品名:タミフル)は内服薬、ザナミビル(商品名:リレンザ)、ラニナミビル(商品名:イナビル)は吸入薬、ペラミビル(商品名:ラピアクタ)は点滴治療となります。絶対使用しないといけないわけではありませんがウイルスを抑えることができますのでインフルエンザ感染症になった場合には医師と相談して使用しましょう。

また、以前、10代のオセルタミビル(商品名:タミフル)の異常行動が問題になりました。急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、徘徊するなどの行動が認められたことがありました。オセルタミビル(商品名:タミフル)を使用するときには大人がしっかりとそばにいて見守ることが重要になります。体調が改善するまでしっかりと注意しましょう。

家庭でできるケア方法


安静にして、しっかりと休みましょう。加湿をすると呼吸も楽になります。ウイルス感染のため鼻水が増えるため鼻水吸引もしましょう。

予防接種


予防接種は基本的に全年齢層で施行することをおすすめしています。感染予防にもなりますが重症化を予防できるのが一番の効果と考えています。いろいろな意見がある予防接種ではありますが私個人としては接種をおすすめします。

 
 

インフルエンザについてよくあるご質問

Q.インフルエンザが疑われる場合、耳鼻科と内科どっちに行けばいいの?
A.どちらでもかまいません。検査ができるクリニックまたは病院に受診してください。

Q.転落などの異常行動はインフルエンザウイルス薬が原因なの?
A.上記にも記したように、異常行動の原因がオセルタミビル(商品名:タミフル)であったという報告がありました。十分注意して使用してください。

Q.自宅待機の期間はどれくらい?
A.熱が下がったあとから最低2日間(幼児は3日です!)かつ、インフルエンザ発症後から5日間は自宅安静です。例えばインフルエンザ感染症発症して5日目に熱が下がった場合にはそこから解熱後2日間は療養してもらうため8日目からの登校、外出となります。