鼻血

鼻血の原因

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原因は空気の乾燥、感染症、アレルギー性鼻炎がほとんどです。鼻をさわったり風邪を引きしゃみをしたり鼻をかむことで鼻血がでやすくなります。

また、高血圧やまれではありますが白血病や血小板減少症、Osler病、肝機能障害、鼻・副鼻腔腫瘍、小児の場合には異物混入のこともあります。そのほかに上顎がん、悪性リンパ腫、血管腫などが原因のことがあります。

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出血の場所は、キーゼルバッハ部位とよばれる鼻を左右に分けている軟骨の前下方では血管が蜜に叢をなしており、この部位からの出血がほとんどです。

鼻腔には動脈と静脈の血管が混在しており、静脈性の出血がやや多いと言われています。キーゼルバッハ部位には血管が混在しているため出血を一度するとまた出血しやすくなります。原則として片側からの出血が多く両側性は少ないと言われています。

治療

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まずは座位もしくは半座位にして口を開いて深呼吸をさせて落ち着いてもらいます。興奮して血圧が上がると出血も多くなります。口のほうにまわってくる血液は誤嚥を生じたりするため口から吐き出してもらいます。

止血するためにまずは血管収縮薬と麻酔薬をスプレーもしくはガーゼで鼻腔のなかに挿入します。止血点がわかったら、鼻翼の圧迫のみて止血できることもあるため圧迫することも有効です。出血が止まらない場合には10%硝酸銀を使用し薬剤による腐食による焼灼をしたり、電気凝固機器を用いて血管とその周囲を焼灼します。

出血が多い場合にはガーゼやサージセルといったものを挿入して数日いれておくこともあります。鼻の観察をしてキーゼルバッハ部位からの出血が明確であればそのまま経過観察となりますが、キーゼルバッハ部位からの出血ではない場合にはファイバースコープによって後鼻孔まで出血部位を確認します。

まれに重篤な場合には外頸動脈、顎動脈、篩骨動脈などの結紮(動脈結紮術といいます)を施行します。その際にはおおきな病院に行きしっかりと全身管理をしたうえで治療となります。

 
 

鼻血についてよくあるご質問

Q.こどもの鼻血の原因は?
A.アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が背景にあることが多いです。

Q.正しい鼻血の止め方(ティッシュを詰めるのはNG?)
A.キーゼルバッハ部位(鼻入り口付近の内側のところです)からの出血が多いため鼻翼をぐっと押さえるのが効果的です。ある程度止血できたらティッシュを詰めるのもいいでしょう。ただし、奥にいれすぎると取れなくなったりしてしまうので注意しましょう。

Q.鼻血を繰り返す時は病院に行くべき?
A.繰り返す場合やなかなか止まらない場合には病院に受診しましょう。